福井鉄道モハ770型
Apr 1, 2019.
福井鉄道モハ770型は、モハ880型と同様に名古屋鉄道(名鉄)が岐阜地区の600V区間用に新造したモ770型を譲り受けたモノです。基本的な車体骨格はモハ880型と大差ありませんが、モハ880(モ880)が名鉄時代は美濃町線用として使用されていたのに対し、モハ770(モ770)は岐阜市内線での使用を大前提としたために車体幅が若干狭くなっています。然し乍ら、明確に違う点は1段窓になって明朗な感じがする点でしょうか？。もう一つ、これは余り本質的とは言えない相違点ですが、名鉄時代のモ880には兄弟車が無いのに対し、こちらのモ770型には2軸ボギー車のモ780と言う兄弟車が居て、豊橋鉄道に譲渡されています。
福井鉄道モハ770型の製造は1982年(昭和57年)ですから、モハ880(モ880)よりも製造時期が2年新しいです。連番になる車輛同士で編成を組み、車番が奇数になる車輛が越前武生向き、偶数になる車輛が田原町・鷲塚針原向きです。パンタグラフはシングルアームのモノを1基、奇数車の越前武生寄りに設置してあります。この辺りの流儀はモハ880型と同様です。
上の写真の車輛は福井鉄道モハ772。2019年(平成31年)2月、福井鉄道福武線越前武生(えちぜんたけふ：福井県越前市)駅にて撮影。海側と言うのか、日本海側になる側面を撮影しています。背後の盛り土はJR北陸本線の線路です。
上の写真の車輛は福井鉄道モハ773＋モハ772。2019年(平成31年)1月、福井鉄道福武線福井城址大名町(ふくいじょうしだいみょうまち：福井県福井市)駅にて撮影。北陸本線と並走時に北陸本線側になる側面(≒日本海とは反対側の側面)を撮影しています。
上の写真の車輛は福井鉄道モハ777＋モハ776。2019年(平成31年)1月、福井鉄道福武線福井城址大名町(ふくいじょうしだいみょうまち：福井県福井市)駅にて撮影。北陸本線と並走時に北陸本線側(≒日本海とは反対側の側面)になる側面を撮影しています。
