ニコン(日本光学)について
Apr 1, 2019.
ニコン(日本光学)は、言わずと知れた日本を代表する光学機器メーカーです。カメラの世界ではキヤノンと並ぶ双璧ですが、遡ると東京光学(トプコン)と並ぶ光学機器メーカーです。「トプコンのREスーパーがガチンコ対決した相手はニコンのどのカメラなのか？」とか言う話では無くて、日本光学(ニコン)が海軍省御用達のメーカーであるのに対して、東京光学(トプコン)の方は陸軍省御用達のメーカーだからと言う事です。この対決にキヤノンは無関係です。
他の場所にも書いていますが、拙宅の先祖は武田家臣団の下っ端なので500年来の由緒正しき陸戦系の家系です。我が父親に関しては、徴兵されて配属された先が陸軍省だったのも何かの因縁だと思いますが、こうなれば意地でも海軍系の光学メーカーである日本光学の製品を忌避しなければ、こだわりのある人生を歩いてきたつもりの男の立場としては面白くありません。尤も、「カメラ遍歴のこと」に書いた「2人で出掛けた際に自動車の後部座席にマミヤプレス＋250mmの組み合わせを放り込」んで置いた女友達の結婚相手が、日本光学でライカ判用レンズの設計をやっている御仁だった事は予想外の展開でした。
序でに書くと、友人の女性にニコンに勤務している人が一人いました。私は出身大学が品川区内に立地しているので、多少乍らもニコン関係者との拘わりはあるようです。
ニコン大井ウエストビル。2019年(平成31年)3月撮影。この建物は本社では無い筈ですが、「ニコン大井ウエストビル」と言う建物で「光学通り」に面しています。有名なニコン101号館だったかと、路地を挟んで向かい合っていました。「光学通り」と言うのは文字通り日本光学の社屋の前の幹線道路で、大雑把ですが池上通りの「大井三つ又」から日本光学、JR西大井駅を経て第2京浜(≒国道1号線)に向かう道路です。
当サイトに出てくるニコン製のカメラはクールピクス2100とクールピクスA10の2機種のみです。家内にプレゼントするために買ったC2100は「所詮は非カメラマニアが使うんだからコレでいいや」程度の意識でしか買っていません。常時持ち歩き用に買ったA10はそれ以前に紛失したキヤノンのパワーショットA650ISの代機として買い求めたので「また紛失すると嫌だな」と言う妙な意識がトラウマになっているので敢えて一番安い≒紛失しても号泣？しないで済むから、、、こんな理由で買われて来たカメラもお気の毒です。
実はこれ以外にも友人S氏から引き取った「F」を2台持っていた事もあるのですが、カメラはニコンであっても使っているレンズが「アダプトール2マウント」時代のタムロンの高倍率ズームレンズですから冴えない話です。単なる安物1眼レフであればサードパーティー製の高倍率でも組み合わせる相手としては宜しいのでしょうが、「F」は一応は最高峰の機種ですから様になりません。それではタムロンの高倍率ズームと併用する機会の多いEOS Kiss X7iは如何なのかと言うと、Kissは十分に安っぽい機種なので過不足が無いからアレはアレで宜しいと言う事です。
「F」を持っていた頃に、ニッコールレンズを併せて所有していれば思い入れも違っていたと思うのですが、安物の高倍率ズームレンズと一緒に使う程度の志の低いことをやっていたので、それ以上にニコン製品に執着するまでの段階に進むことが無かったようです。