タキ1500・タキ2100について
May 2, 2009.
タキ1500型は石油類用の35t積みタキで、確か、戦前設計の車輛です。タンク車としては一番汎用性の高い設計と言いますか、単なる丸パイプを寝かせただけのようなノホホンとした外観です。アサーン辺りのアメリカ型タンク車を買ってきても、レタリングさえ変えてやれば簡単に量産できてしまいます。その昔の「模工(模型と工作)」誌にマーブルチョコレートの空き容器を再利用してタンク車を作る、なんて記事が掲載されていましたが、この種の車輛をプロトタイプに選んだのではないかと思います。
タキ2100型も単純ずんどうタンク体の30t積みのタンク車で、専用種別は石油類です。石油類と一口で言っても軽油もあれば重油もあるし、油種によって比重がかなり違うために、用途ごとに変形車がかなり多いです。他型式にも変形車は色々とありますが、タキ2100の変形率？はかなり高いように思います。
タキ15556
May 2, 2009.
上の写真の車輛は日本石油輸送タキ15556。1984年(昭和59年)9月、神奈川臨海鉄道千鳥線千鳥町(ちどりちょう：神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。沼垂駅常備。自重は18.4t。
タキ21528
May 2, 2009.
上の写真の車輛は日本石油輸送タキ1500型タキ21528。1987年(昭和62年)11月、日本石油輸送川崎メンテナンスセンター(神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。メンテナンスセンターと言うのは車輛の保守用施設で、タンク内の清掃とかをやっている施設です。恐らく、全般検査的な事もメンテナンスセンターで請け負っているのだと思います。タンク車を持っていても保守用施設を持っていない会社なんざ幾らでもある訳で、その場合は日本石油輸送に依頼して自社所有のタンク車の保守を依頼する事になります。結果的に見た事も聴いた事も無いような車輛が舞い込んで来るような場合もある訳で、、、貨車好きな人にとっては天国とも言うべき場所ですなぁ。こんな例以外にも、特に日本石油輸送のタンク車は定期的にやって来ますから私のサイト内ではこの場所で撮影した写真が多いです。
タキ2385
May 2, 2009.
上の写真の車輛は日本石油タキ2100型タキ2385。1984年(昭和59年)4月、国鉄新興(しんこう：神奈川県横浜市神奈川区)駅にて撮影。
タキ2386
May 2, 2009.
上の写真の車輛は日本石油タキ2100型タキ2386。1984年(昭和59年)4月、国鉄新興(しんこう：神奈川県横浜市神奈川区)駅にて撮影。神栖駅常備、自重18.8t。