秩父鉄道ヲキ100
Sept 8, 2007.
秩父鉄道ヲキ100は「セキ？」のような車輛ですが、実はセメント原料の石灰を運ぶオアカーです。「ヲキ」と言うのも随分と不思議な記号ですが、客車の重量記号と混同しないようにすることと、ホッパ車(ホ＊)やセメント輸送車(セ＊)などとは違って、あくまでもオアカーであることを主張することが目的の命名、のようです。字面を「オキ」ではなくて「ヲキ」としているのは、恐らくは客車の重量記号の「オ」との混同を避けてのことだと思われます。
積載重量は35トン、自重は概ね14.9トンですからごく普通の「キ」級の貨車です。後述の車掌室付きのヲキフ100と共に、10輛1編成を1ユニットとし、通常は2ユニット(＝20輛編成)を電気機関車1輛で牽引します。但し、車掌さんが乗務しなくなった現状では、必ずしもこの原則通りではなく、ヲキ100だけの10輛ユニットも見受けられます。それでは3ユニット(＝30輛編成)にした場合は電気機関車は重連になるのか、と言うと、駅の有効長の関係で2ユニット(＝20輛編成)以上の編成は組むことが出来ないようです。
正確に各駅の側線の有効長を測ったわけではありませんが、武川駅で見る限りでは頑張って目一杯増結しても25輛編成程度が限度のようです。それでは電気機関車は必ず単機で運用されるのか、と言うとそうでもないようで、現実に重連で貨物列車を牽引している光景も見掛けた記憶はあります。もしかすると1輛は無動力回送なのかもしれませんが、この辺りは私の知識の範疇では判然としません。
車掌室の無いヲキ100が編成端に出てくる場合は、JRFで使っているような、赤い円盤を車体隅の縦型鋼に取り付けます。取り付ける高さは床面すれすれとかではなくてもうちょっと高いです。車体側面に車体重量や積載荷重の表示がありますが、あの高さよりも僅かに低いくらいの場所です。ヲキフ100も編成端に出た場合は同じように赤い円盤を車掌室妻板に掲出します。この時の円盤の地上高はヲキ100とほぼ同等だと思います。なお、円盤を取り付ける装置？の位置関係からなのか、なんとなくヲキに取り付けた円盤の左右間隔は、ヲキフに取り付けた場合のそれよりも間隔が開き気味で、ややロンパリです。
以下の写真、大部分は武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅と武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅での撮影です。特に武州原谷は太平洋セメントの工場があるので必ず全部の貨物列車は停車する、従って撮影し易いと言う事です。列車が止まる位置の見当さえついていれば、目の前を徐行して、最終的には止まるので、一箇所に立ち尽くしてシャッターさえ押している、、、これを数回繰り返せば50輛やそこらのヲキ・ヲキフの側面写真があっさり撮れてしまうのでかなり横着な撮影手法です。
最近、歳とったせいで疲れやすいので、如何にして疲労総量？を抑えて撮影枚数を稼ぐか、この辺りが老鐵の知恵の見せ処ですな。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ114。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ118。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ120。2013年(平成25年)10月、秩父鉄道武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ126。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ131。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ132。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ140。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ152。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ157。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ162。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ163。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ164。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ166。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ169。2006年(平成18年)2月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ174。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ175。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ178。2006年(平成18年)2月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ179。2013年(平成25年)10月、秩父鉄道武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ180。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ182。2006年(平成18年)2月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ188。2013年(平成25年)10月、秩父鉄道武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ189。2006年(平成18年)2月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ191。2013年(平成25年)10月、秩父鉄道武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ195。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ199。2013年(平成25年)10月、秩父鉄道武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ200。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ202。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ204。2013年(平成25年)10月、秩父鉄道武州原谷(ぶしゅうはらや：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ208。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ212。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ216。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ223。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道影森(かげもり：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は秩父鉄道ヲキ100型ヲキ224。2007年(平成19年)8月、秩父鉄道武川(たけかわ：埼玉県深谷市)駅にて撮影。
