秩父鉄道ワキ800
Sept 8, 2007.
秩父鉄道ワキ800は、国鉄ワキ5000のコピー車で1968年(昭和43年)に55輛製造されています。テキ100が製造された時期には全鋼製車体の有蓋車が例外的な存在であったために「テキ」を作ったモノの、こちらのワキ800が製造された時期には、既に貨車と言えども全鋼製車体が普通になっていたために、単なる有蓋車でも雨漏りの心配がないのでセメント輸送用に使うことが出来た、、、と言うことのようです。そのせいもあってか、国鉄のワキ5000が荷重30tであるのに対し、秩父鉄道のワキ800はテキ100と同様の荷重31tになっています。自重は、、、個体差はあると思うのですが、秩父駅で見たワキ808も、三峰口駅の鉄道車輛公園で見たワキ824も、どちらも20.4tです。満載にすれば51.4tと言う事です。
上の写真の車輛は秩父鉄道ワキ800型ワキ808。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道秩父(ちちぶ：埼玉県秩父市)駅にて撮影。こちらは側線と言えども本線に繋がっている線路の上に載っていたワキ808です。
上の写真の車輛は秩父鉄道ワキ800型ワキ808。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道秩父(ちちぶ：埼玉県秩父市)駅にて撮影。この写真は、三峰口に向かって右側になる側面を撮影しています。
上の写真の車輛は秩父鉄道ワキ800型ワキ824。2005年(平成17年)4月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。こちらは三峰口駅に保存されている車輛です。この写真は羽生方から、三峰口に向かって左側になる側面を撮影しています。
上の写真の車輛は秩父鉄道ワキ800型ワキ824。2019年(平成31年)4月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。この写真は三峰口方から、三峰口に向かって右側になる側面を撮影しています。
上の写真は秩父鉄道ワキ800型ワキ824の説明看板。2019年(平成31年)4月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。
上の写真は秩父鉄道ワキ800型ワキ824の車内。2019年(平成31年)4月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。天井付近に筋のようなモノが見えますが、これは車内照明用に裸電球を吊るしているので、そのためのACケーブルです。実際に貨物営業していた頃の遺物とは無関係だと思います。
上の写真は秩父鉄道ワキ800型ワキ824が履くTR209B台車。2019年(平成31年)4月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。本家国鉄のワキ5000との最大の相違点がこの台車のようです。ワキ5000は、基本的にはTR63を履いていた筈ですので。
