秩父鉄道12系客車
Oct 13, 2007.
秩父鉄道12系客車はSL急行「パレオエクスプレス」用に使用されている車輛で、スハフ12＋オハ12＋オハ12＋スハフ12の4連をJRから買い取った車輛です。編成両端の車輛が冷房電源の供給容量としては自車を含めて6連までならばスハフ12は1輛のみで充分なので、4連ならばもう1輛のハフは冷房電源を持たないオハフ13でも余裕がありますが、予備的意味を含めて2輛共スハフにしてあるのかも？。
12系客車本来の設計としてはスハフ＋オハ＋オハ＋オハ＋オハ＋オハフの6連で1970年(昭和45年)の大阪での万博開催時の波動輸送用に製造された車輛で、基本的には急行列車程度の車内装備を有する車輛です。普通の客車でありながら、なんとなく電車的・気動車的な外観をしています。自動扉や、急行用なのに製造当初から冷房を持っているのは、この系列が初めてのようです。
この系列は普通車のみでグリーン車や荷物車・郵便車などは無いので他系列の客車と併結した際の事を考え、蒸気暖房の配管や電気暖房用の引き通し回線なども有しているようです。秩父鉄道で使用しているのは上述の4連1編成のみですが、この他にもう1輛、部品取り用なのか、広瀬川原車輛基地の構内に放置されています。
上の写真の車輛は秩父鉄道スハフ12-102。2007年(平成19年)10月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。熊谷・羽生方に連結されるスハフです。この写真は愚息が撮影してきてくれました。
上の写真の車輛は秩父鉄道スハフ12-102。2006年(平成18年)2月、秩父鉄道広瀬川原(ひろせがわら)車輛基地にて撮影。三峰口方に連結されるスハフです。
上の写真の車輛は秩父鉄道オハ12-111。2007年(平成19年)10月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。この写真は愚息が撮影してきてくれました。
上の写真の車輛は秩父鉄道オハ12-112。2007年(平成19年)10月、秩父鉄道三峰口(みつみねぐち：埼玉県秩父市)駅にて撮影。この写真は愚息が撮影してきてくれました。
