西武鉄道9000系について
Apr 1, 2015.
西武鉄道9000系は、1993年(平成5年)から1998年(平成10年)に掛けて2000N系(戸袋窓が有る方の車輛)並みの車体を新造し、廃車となった101系の部品を使って電装した車輛です。全て10連で8編成あり(合計80輛)、全部の車輛が廃止された所沢工場で製造されました。後に全部の編成がVVVF制御＋三相誘導電動機化されたので、実態は新車化されました。
10連貫通固定編成なので、流石に2000系とは異なり、編成中間にサハも連結されています。また、制御電動車(＝クモハ)はなく、両端の車輛は2輛ともクハになっています。
一時的に新宿線で使用されたことはあるものの、この文章を書いている時点では全部の車輛が池袋線に集中しているようです。本当かな？。編成は飯能方がクハ9100で、池袋・西武秩父方がクハ9000となります。クハ9100＋モハ9200＋モハ9300＋サハ9400＋モハ9500＋モハ9600＋サハ9700＋モハ9800＋モハ9900＋クハ9000となる非常に綺麗な編成の組み方です。言うまでもなく、百位の数字が編成内での連結位置を示しています。機能が同一でも編成中の連結位置が違うと型番が違っているので、各型式毎には8輛づつしかいない少数派です。総数80輛の系列なのに「少数派」とかって書かれてしまうと、ご本人？たちはどんな気分なんでしょうか。
車体形状は2000系と良く似ているので見分けにくいですが、私が目撃した限りでは2000系の貫通路両脇の手摺はステンレスの地色なのに対し9000系の方は黒く着色されている、9000系は助手席窓下に車番が掲示されているのに対して2000系は車番なし、9000系の戸袋窓は塞がれているのに対して2000系の方はガラスがちゃんと入っている、とまぁ、探せば他にも相違はあると思いますが、判り易い点はこんな処でしょうか。
クハ9000・クハ9100
Apr 1, 2015.
西武鉄道9000系の運転台付き車輛は編成両端のクハのみで、クハ9000が池袋・西武秩父・拝島向きの制御付随車(＝クハ)、クハ9100が飯能向きの制御付随車(＝クハ)です。お互いに少々離れた？背中合わせの位置関係になります、とかって書いておきますが、クハなんて所詮は付随車なので大して記述することがありません。はっきり言えば、この辺りの文章は水増しです。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9002。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。末尾1と末尾2の編成は、製造時期が少々早いのでスカートの切り欠きが大きいです。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9003。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。この車輛は「RED LUCKY TRAIN」とかで、京浜急行電鉄とのコラボレーションなんだそうです(京浜急行電鉄は黄色くなっている編成があります。)。この編成以降は製造時期が少々新しいので、スカートの切り欠きが小さくなっています。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9004他10連。2009年(平成21年)2月、西武鉄道池袋線小手指(こてさし：埼玉県所沢市)駅にて撮影。この写真は愚息が撮影してきてくれました。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9006。2012年(平成24年)2月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9007。2012年(平成24年)2月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9008。2012年(平成24年)2月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9101。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9102。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9106。2017年(平成29年)5月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅＝元加治(もとかじ：埼玉県入間市)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9107。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅＝東飯能(ひがしはんのう：埼玉県飯能市)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ9108他10連。2009年(平成21年)2月、西武鉄道池袋線小手指(こてさし：埼玉県所沢市)駅にて撮影。この写真は愚息が撮影してきてくれました。
モハ9200・モハ9500・モハ9800
Apr 1, 2015.
西武鉄道モハ9200・モハ9500・モハ9800は飯能方から数えてそれぞれ2輛目・5輛目・8輛目に連結される中間電動車です。M1車と言うのか、VVVF制御器を有し、飯能方にシングルアームパンタを1基載せています。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9201。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9203。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9207。2017年(平成27年)5月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9502。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9802。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
モハ9300・モハ9600・モハ9900
Apr 1, 2015.
西武鉄道モハ9300・モハ9600・モハ9900は飯能方から数えて3輛目・6輛目・9輛目に連結される中間電動車です。M2車と言うのか、SIVを有します。パンタグラフはありません。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9302。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9303。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9307。2017年(平成29年)5月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9603。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9606。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ9906。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
サハ9400・サハ9700
Apr 1, 2015.
西武鉄道9000系には編成中にサハが2輛連結されており、どちらも編成両端から4車輛面に連結されています。具体的にはサハ9400が池袋・本川越方から4輛目、サハ9700が飯能・西武新宿方から4輛目になります。
上の写真の車輛は西武鉄道サハ9401。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道サハ9402。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道サハ9407。2012年(平成24年)2月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道サハ9703。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道サハ9706。2015年(平成27年)3月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。