西武鉄道2000系と2000N系
Nov 3, 2007.
西武鉄道2000系は1977年(昭和52年)から製造された西武鉄道の新性能車として初の4扉車です。この系列以降と言うか、101系・301系を最後として20m車で3扉の車輛は製造されていません。2000N系の方は1988年(昭和63年)から製造された2000系のモデルチェンジ車として登場したものです。戸袋窓を持たないのが2000系、戸袋窓を持つのが2000N系です。単なる20m車体の4扉車であればロクサン型譲受車がありますが、まともに新製した車輛としては2000系が初めてです。
基本となる車種構成はクハ2001、モハ2101、クモハ2401のみですが、若干の機能の相違によりモハ2201、モハ2301、クハ2401、クモハ2501、クハ2601などの派生型式(派生番代？)があります。
この系列にサハはなく、クハ、モハ、クモハだけで編成を組みます。8連と6連は両端がクハで中間に入る車輛は全てモハです。4連と2連は片方の先頭車がクハで、他方の先頭車はクモハとなります。要するに2連は1M1T、4連は3M1T、6連は4M2T、8連は6M2Tとなります。結果的にはMT比が3：1となる4連・8連が一番強力な編成で、それに次ぐのはMT比が2：1となる6連、一番虚弱？なのはMT比が1：1になる2連と言うことです。
クハ2001型
Feb 1, 2016.
クハです、、、と書いたのでは説明になりませんが、西武鉄道2000系のクハは全てクハ2001型で、若干の機能の違いや編成輛数の違いに拠って番代区分を変えているために車番がかなり大きくなってしまっているモノがあります。奇数車と偶数車の区別はありますが、向きを問わず上り向きも下り向きもクハ2001型です。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2006。2007年(平成19年)10月、西武鉄道拝島線萩山(はぎやま：東京都東村山市)駅にて撮影。クハ2001型の偶数車で本川越・拝島・西武遊園地向きの車輛です。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2049他。2017年(平成29年)9月、西武鉄道国分寺線小川(おがわ：東京都小平市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2054他。2016年(平成28年)1月、西武鉄道国分寺線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2064。2018年(平成30年)5月、西武鉄道池袋線保谷(ほうや：東京都西東京市)＝ひばりが丘(ひばりがおか：東京都西東京市)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2065。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2067。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2068。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2071。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2072。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2075。2018年(平成30年)4月、西武鉄道池袋線入間市(いるまし：埼玉県入間市)駅＝仏子(ぶし：埼玉県入間市)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2079。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2080。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
クハ2401とクハ2601(2401番代と2601番代)
Feb 1, 2016.
クハ2401番代車は2連用のクハ、クハ2601番代車は4連用のクハで、クモハ2401型とペアを組みます。クハ2001型は元来は奇数車も偶数車もあるのですが、2連用、4連用の車輛は偶数車のみです。相方のクモハ2401型が奇数車のみなので連番になるようにペアを組みます。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2412。2019年(令和元年)10月、西武鉄道拝島線武蔵砂川(むさしすながわ：東京都立川市)駅＝玉川上水(たまがわじょうすい：東京都立川市)駅間にて撮影。左隣に連結されている車輛はクモハ2411です。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2452。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クハ2608。2023年(令和5年)7月、西武鉄道新宿線田無(たなし：東京都西東京市)駅附近にて撮影。クハ2601～の車輛は4連編成で使用される車輛で、連結位置は本川越・拝島・西武遊園地向きです。この系列は反対側は車番が奇数のクモハ251になるために、こちらのクハ2601～の車輛には偶数車番の車輛しかありません。この写真は西武新宿駅入線時に山側となる側面を、本川越・拝島・西武遊園地方から撮影しています。
モハ2101型
Apr 1, 2015.
中間電動車です。奇数車はM1でパンタグラフを2基有しますが、母線の引き回し方を改造した車輛ではパンタグラフ1基になったものもあります。2丁パンタの方が格好はいいと思いますが、、、。偶数車はM2車でパンタグラフはありません。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2105他。2007年(平成19年)10月、西武鉄道拝島線小平(こだいら：東京都小平市)駅付近にて撮影。モハ2101型の奇数車でM1車ですが、母線引き回し方の改造に伴いパンタグラフ1基になっています。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2106。2007年(平成19年)10月、西武鉄道拝島線小平(こだいら：東京都小平市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2133他。2007年(平成19年)10月、西武鉄道多摩湖線萩山(はぎやま：東京都東村山市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2134他。2007年(平成19年)10月、西武鉄道多摩湖線萩山(はぎやま：東京都東村山市)駅にて撮影。モハ2101型の偶数車でM2車、パンタグラフはありません。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2166。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2179。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2180。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2191。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2246他。2007年(平成19年)10月、西武鉄道拝島線小川(おがわ：東京都小平市)駅付近にて撮影。2000N系のモハ2101型の偶数車でM2車相当ですが、M4車として6連編成で使用される車輛です。この車輛もパンタグラフはありません。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2265。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅付近にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2266。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2271。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2345。2007年(平成19年)10月、西武鉄道拝島線小平(こだいら：東京都小平市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2363。2019年(令和元年)12月、西武鉄道池袋線所沢(ところざわ：埼玉県所沢市)駅付近にて撮影。後述のモハ2364とユニットを組む車輛です。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2364。2018年(平成30年)5月、西武鉄道池袋線保谷(ほうや：東京都西東京市)＝ひばりが丘(ひばりがおか：東京都西東京市)駅間にて撮影。前述のモハ2363とユニットを組む車輛です。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2365。2018年(平成30年)5月、西武鉄道池袋線保谷(ほうや：東京都西東京市)＝ひばりが丘(ひばりがおか：東京都西東京市)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2368。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2371。2016年(平成28年)1月、西武鉄道新宿線東村山(ひがしむらやま：東京都東村山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2518。クモハ2517とペアを組む車輛で、パンタグラフは当初より有しません。2023年(令和3年)7月、西武鉄道新宿線田無(たなし：東京都西東京市)駅附近にて撮影。この写真は西武新宿駅に入線する時点で山側となる側面を、西武新宿・飯能方から撮影しています。
上の写真の車輛は西武鉄道モハ2617。クモハ2517と同じ編成に連結されている車輛で、菱形パンタグラフを2基装備しています。この編成の中で、パンタグラフを持っているのはこの車輛のみです。元来はモハ2101型なんですが車番を見る限りは、、、実態は「モハ2601型」と言っても良いでしょうなぁ。2023年(令和3年)7月、西武鉄道新宿線田無(たなし：東京都西東京市)駅附近にて撮影。この写真は西武新宿駅に入線する時点で山側となる側面を、西武新宿・飯能方から撮影しています。
クモハ2401型
Oct 1, 2020.
西武鉄道クモハ2401型は2連、4連用のクモハです。西武鉄道にありがちなクモハ同士の背中併せの編成はありません。奇数車のみが在籍しており、2連の場合はクモハ＋クハ、4連の場合はクモハ＋モハ＋モハ＋クハの編成になり例外はありません。車番の付け方が独特で、4連用のクモハは「この車輛はクモハ2501型なのか？」と思わせるような番号の振り方です。また、6連、8連ではクモハ2401は使用されません。
上の写真の車輛は西武鉄道クモハ2459。2012年(平成24年)4月、西武鉄道池袋線飯能(はんのう：埼玉県飯能市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クモハ2463。2018年(平成30年)4月、西武鉄道池袋線入間市(いるまし：埼玉県入間市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は西武鉄道クモハ2465＋クハ2466。2009年(平成21年)2月、西武鉄道池袋線小手指(こてさし：埼玉県所沢市)駅にて撮影。この写真は愚息が撮影してきてくれました。
上の写真の車輛は西武鉄道クモハ2517。2023年(令和3年)7月、西武鉄道新宿線田無(たなし：東京都西東京市)駅附近にて撮影。元来は菱形パンタグラフを2基装備していた車輛ですが、最近になって2基とも撤去されています。クモハ2401型なんですが、車番だけ見ると「クモハ2501型」のように思えて来る車輛です。この写真は西武新宿駅に入線する時点で山側となる側面を、西武新宿・飯能方から撮影しています。