三岐鉄道102号蒸気機関車
Mar 2, 2012.
三岐鉄道102号機は、三岐鉄道が1931年(昭和6年)に開業した際に汽車会社で製造した、車軸配置が2-6-2(プレーリー)となる蒸気機関車です。ほぼ同型で日立製の101号機と、小野田鉄道出身・鉄道省払い下げのピッツバーグ製210号機と、この102号機が創業に際して三岐鉄道が用意した機関車の全てです。形状は、明らかに大正調の穏やかな外観です。210号が車軸配置が1B1となる比較的小型の機関車であったのに対し、101号機と102号機は40tを超える機関車なので恐らくはこちらが本線用で、210号機の方は構内用、補機用、予備用とか、そう言った使い分けがなされていたのではないかと勝手に想像しています。
この三岐鉄道102号機、古くから鉄道模型をやっている人にはかなり有名な車輛です。それと言うのも、機芸出版社(鉄道模型趣味誌の版元)から「蒸気機関車スタイルブック」と言う名前で図面集が発売されており、その中に図面が掲載されているからです。流石に40t機だけあって車体横の水タンクが長大で、そうなると「かなり大きなモーターでも収納しやすいから」と言う理由で掲載されているのではないかと思うのですが、どんなものでしょうか。
序でに書くと、現在三岐鉄道が所有している電気機関車も全部の車輛が40t級です。やはり、余り規模の大きくない私鉄の機関車としては、50t級以下のこの程度の車輛が最も使いやすいのではないかと思われます。
上の写真の車輛は三岐鉄道102号蒸気機関車。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は三岐鉄道102号蒸気機関車。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は三岐鉄道102号蒸気機関車。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は三岐鉄道102号蒸気機関車。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。煙室前の、このナンバープレートのみが丸型で、それ以外の箇所のナンバープレートは全て角型に統一されています。
上の写真は三岐鉄道102号蒸気機関車の運転台内部。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。PLフィルターを使わずに撮影したので些かアレですが、102号機のキャブ内部です。
上の写真は三岐鉄道102号蒸気機関車の運転台内部。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。この写真もPLフィルターを使わずに撮影していますが、挙句の果てには撮影している私自身が写ってしまっておりまして、お目汚しにて恐縮です。
上の写真は三岐鉄道102号蒸気機関車のナンバープレートと社紋。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。上側の社紋は「き」を3つ集めて「3き＝さんき＝三岐」と読ませるものです。古い企業にありがちな、語呂合わせ的な社紋です。
上の写真は三岐鉄道102号蒸気機関車の説明看板。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。「E101型のE102号機」と言う事になっていますが、本当かなぁ？。
上の写真は三岐鉄道102号蒸気機関車のロッド周辺。2012年(平成24年)2月、三岐鉄道三岐線西藤原(にしふじわら：三重県いなべ市)駅にて撮影。整備してから余り時間が経っていない時期に撮影したので比較的綺麗でした。