大井川鉄道オハニ36
大井川鉄道オハニ36は大井川鉄道の線路を走るけれども所有者は大井川鉄道では無く、日本ナショナルトラストです。
戦災復旧車の一員なんですが、後天的な改造ではなくて製造時から急行用としてスハ43系並の車体を持って作られた車輛です。外観はオハニ61とかの客室の窓を一つ減らした分だけ窓ピッチを広くしたと言うか、その種の形状です。全くの新造車であればスハニ43とかオハニ46とか、その種の型式になっても良かったような車輛です。
製造は1955年(昭和30年)と1956年(昭和31年)で、合計30輛です。台車も当初はTR11を履いていたものの、急行用の車輛にTR11と言うのはちょっと、、、恐らくはTR11を履かせたのは暫定的な処置だったのだと思いますが、1956年からTR52に履き替えます。何が幸いするか判らないもので、チャチ臭いTR11を振り出しに履いていたために車重が軽くて当初からオハニであり、スハニを経験したことは無い筈です。
そう言えば、スハ32の台車をTR11に履き替えさせたオハ56なんて変な客車もありましたっけ、、、。
上の写真の車輛は大井川鉄道？オハニ36型。2010年(平成22年)10月、大井川鉄道大井川本線家山(いえやま：静岡県島田市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は大井川鉄道？オハニ36型。2010年(平成22年)10月、大井川鉄道大井川本線家山(いえやま：静岡県島田市)駅にて撮影。
オハニ36型が履くTR52台車です。軽量客車用のTR50台車の仕様違いだとか、、、。スポーク車輪を履いているので、ちょっと奇妙な雰囲気です。