静岡鉄道A3000系
Apr 1, 2020.
静岡鉄道A3000系は2016年(平成28年)から製造されている総合車輛製作所製のステンレス製電車です。概ね、2024年(令和6年)までに12編成24輛が揃う予定です。製造元の総合車輛製作所とはJR東日本の完全子会社で、以前の東急車輛の株式をJR東日本が100%買い取って出来た企業ですから、実態としては東急車輛時代に製造された1000系と同じ製造元、と言う事が出来ます。
実際に静岡鉄道1000系は正面が非貫通である点を除けば東京急行(＝東急)の7200系の車体外観に良く似ていますが、こちらのA3000系は東急池上線・多摩川線用の新7000系の正面意匠を変更したような車輛です。静鐵のA3000系と東急の新7000系がクリソツだなどと言う事を目にした記憶は僅かですが、側面を見ればどう見ても単なる仕様変更車にしか見えません。実際に静鐵A3000系はクハ＋クモハなのに対し、東急新7000系の方は中間モハが余分に繋がっていると言う程度の違いでしかありません。生憎ですが、静鐵車の方が格好が良いような気がしますけど、、、。
パンタグラフはシングルアームのモノを1基、クモハA3000の連結面寄り(新清水寄り)に搭載しており、トンガリが新清水方を向いています。モーターはクモハA3000にのみ、120kWのものを4基搭載しており、合計出力は480kWです。1000系が110kWのものを4基搭載して合計出力が440kWですから一割近く出力が大きくなっていますが、A3000系の方は車輛重量も一割近く重くなっていますから、実態としてはほぼ同じような出力だと言えます。
上の写真の車輛は静岡鉄道A3000系クモハA3005＋クハA3505。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅付近にて撮影。最近の車輛にありがちですが、スカートまで車体と同じ色になっています。これをすると車輛の顔面が面長になりますが、最近の流行のようです。現時点で当サイトに写真を上梓してある中では新京成電鉄の80000系も同じようにスカートを車体と共色にして面長な感じになっています。
ご参考に、東急の新7000系の写真です。
上の写真の車輛は東京急行電鉄デハ7112。2019年(令和元年)12月、東急池上線蒲田(かまた：東京都大田区)駅＝蓮沼(はすぬま：東京都大田区)駅間にて撮影。
編成はクモハA3000＋クハA3500の2連で、車番下2桁が同じ車輛同士で編成を組みます。この辺りは1000系と同じ、クモハに対してクハの型式番号が＋500となっている点も同じです。最終的には12編成製造されて1000系を全て置き換え、最初の7編成はレインボーカラーと言うのかラッピングが施され、残りの5編成は恒常的なラッピングはしない代わりに全面広告などに対応するようです。
クモハA3001＋クハA3501・クリアブルー
クモハA3002＋クハA3502・パッションレッド
クモハA3003＋クハA3503・ナチュラルグリーン
クモハA3004＋クハA3504・ブリリアントオレンジイエロー
クモハA3005＋クハA3505・エレガントブルー
クモハA3006＋クハA3506・フレッシュグリーン？
クモハA3007＋クハA3507・プリティピンク
TS-840台車(電動車用)｜TS-841台車(付随車用)
クモハA3001＋クハA3501
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3001＋クハA3501。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅にて撮影。
上の写真の車輛は静岡鉄道クハA3501＋クモハA3001。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
クモハA3002＋クハA3502
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3002＋クハA3502。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅にて撮影。
上の写真の車輛は静岡鉄道クハA3502＋クモハA3002。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
クモハA3003＋クハA3503
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3003＋クハA3503。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は静岡鉄道クハA3503＋クモハA3003。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
クモハA3004＋クハA3504
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3004＋クハA3504。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は静岡鉄道クハA3504＋クモハA3004。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
クモハA3005＋クハA3505
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3005＋クハA3505。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
上の写真の車輛は静岡鉄道クハA3505。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)駅＝柚木(ゆのき：静岡県静岡市葵区)駅間にて撮影。
クモハA3006＋クハA3506
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3006。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)電車区にて撮影。この車輛のラッピング色は撮影した時点では判然としません。静岡鉄道のサイトを見る限りではフレッシュグリーン色の筈なんですが、上の写真では明らかにステンレスの地色です。何らかの事情で、ラッピングをやり直しているのかも？。
クモハA3007＋クハA3507
Apr 1, 2020.
上の写真の車輛は静岡鉄道クモハA3007。2020年(令和2年)2月、静岡鉄道静岡清水線長沼(ながぬま：静岡県静岡市葵区)電車区にて撮影。
TS-840台車(電動車用)
Apr 1, 2020.
上の写真は静岡鉄道クモハA3000型が履くTS-840台車。2020年(令和2年)撮影、クモハA3005が履いているモノです。1000系が履いているTS-812・TS-813と非常に良く似ています。
TS-841台車(付随車用)
Apr 1, 2020.
上の写真は静岡鉄道クハA3500型が履くTS-841台車。2020年(令和2年)撮影、クハA3005が履いているモノです。電動車用の台車と非常に良く似ていて、私にはちょっと区別の仕方が判りません。本家の東急の車輛でしたら「電動車用の台車は踏面にブレーキシューを押し当てる構造で、付随車用はディスクブレーキ」と言う場合も結構あったのですが、A3000系の場合はどちらも踏面押し当て方式です。これ、もしかしたら両方とも全く同じ外観にしてあって、台車枠の内側にモーター取り付け座が有る・無いとか言う違いで型式を別けていると言う事なのかも？。なお、こちらのTS-841台車は付随車用台車で実際に制御付随車のクハA3500型が履いている事は間違いないのですが、現在の静岡鉄道にサハは存在しないので、実態は付随車用台車＝クハ用台車です。