岳南電車9000系
Feb 1, 2021.
岳南電車9000系は京王電鉄京王線用の5000系を改造して使用している車輛です。京王電鉄から直接やって来たのではなく、親会社の富士急で1000系の1200番代車の内の、モハ1206＋モハ1306として使用されていた車輛が譲渡されてきたものです。車種構成は片運クモハ同士の背中合わせ2連で、岳南江尾寄りの車輛がモハ9001、吉原寄りの車輛がモハ9101です。恐らく、岳南鉄道・岳南電車としては、史上初のセミクロスシート車輛だろうと思います。
上の写真の車輛は岳南電車モハ9001＋モハ9101。2020年(令和2年)12月、岳南電車吉原(よしわら：静岡県富士市)駅にて撮影。この写真は山側の側面を岳南江尾方から撮影しています。
上の写真の車輛は岳南電車モハ9001＋モハ9101。2020年(令和2年)12月、岳南電車吉原(よしわら：静岡県富士市)駅にて撮影。この写真は海側の側面を岳南江尾方から撮影しています。
上の写真の車輛は岳南電車モハ9001。2020年(令和2年)12月、岳南電車岳南江尾(がくなんえのお：静岡県富士市)駅にて撮影。ご覧の通り、パンタグラフはシングルアームのモノをモハ9001の連結面寄り(≒吉原駅に近い方)に1基のみ装備です。恐らく、岳南鉄道・岳南電車の車輛としては、シングルアームパンタグラフの車輛はこのコンテンツの9000系が初めてだった筈です。従来は菱型パンタグラフだったモノが、富士急行在籍時代にシングルアームに交換されています。
上の写真は岳南電車モハ9101の車内です。運転台直後の辺りはロープが張ってあって立ち入り禁止で、乗務員氏の集金場所になっています。扉間は6人掛けのボックス席と言うか、扉至近の座席は固定クロスシート、中間は転換クロスシートの良くありがちな奴です。座席の向きを換えれば扉間は2＋4にもなるし、4＋2にもなるし、、、と言う事です。京成の3290型的とも言えますな(3扉の開運号だった車輛です)。
上の写真の車輛は富士急行モハ1206＋モハ1306。2007年(平成19年)8月、富士急行三つ峠(みつとうげ：山梨県南都留郡西桂町)＝寿(ことぶき：山梨県富士吉田市)駅間にて撮影。向かって左側の、パンタグラフが載っている車輛の方がモハ1200型です。未だ譲渡前の、富士急行在籍時代に撮影した写真で、現在の岳南電車モハ9001＋モハ9101になっている車輛です。モハ1206→岳南電車モハ9001、富士急行モハ1306→岳南電車モハ9101となります。