南海電気鉄道50000系
南海電鉄50000系は関西空港用の特急車として製造された車輛で、独特の風貌から「鐵仮面」「鐵人28号」と呼ばれています。こんな異様な格好の電車を作らなくても、他に幾らでも有料特急用の車輛の作りようはあるのにね。編成としては両端にクハ、中間に電動車3輛とサハ1輛を連結した6輛固定編成で、電動車はVVVF制御です。車体形状のせいなのか、どうも他のVVVF制御車よりも発車時のモーターの変調音？が盛大なような気がします。
上の写真の車輛は南海電気鉄道クハ50501型他。2006年(平成18年)12月、南海電鉄南海本線岸里玉出(きしのさとたまで：大阪府大阪市西成区)駅にて撮影。
上り向き(＝難波向き)のクハで、2＋1座席配列のスーパーシート車です。要するにクハ1901の超現代版？。ターミナルである難波駅が頭端式のホーム、最も改札に近い車輛をスーパーシートとした結果、上り向きクハがスーパーシート車となったのではないかと思います。
上の写真の車輛は南海電気鉄道クハ50701型他。2006年(平成18年)12月、南海電鉄南海本線岸里玉出(きしのさとたまで：大阪府大阪市西成区)駅にて撮影。
下り向き(＝関西空港向き)のクハで、こちらはスーパーシートではない2＋2座席配列の普通車です。車輛先端の出っ歯の部分はどう考えても併結作業の邪魔になりそうですが、この部分、どうやら取り外し可能なようです。当然と言えば当然ですが、、、。