南海電気鉄道・2000系

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南海電気鉄道2000系

Jan 1, 2019.

南海電気鉄道2000系は高野線の山岳区間用に作られた電車で所謂「ズームカー」の一党、、、だったのですが、山岳区間での運用が減ったために現在では南海本線の方でも普通電車用として使用されている系列です。高野線の方では、急行のままで下界？まで降りてくる運用も残っています。1990年(平成2年)から1997年(平成9年)に掛けて60輛程製造されています。

全M編成で2連・4連を組み、下記のような編成を組みます。いずれも左側が上り方(難波・汐見橋方)、右側が下り方(極楽橋・和歌山市・関西空港方)です。

モハ2000＋ モハ2050＋ モハ2100＋ モハ2150
モハ2000＋ モハ2150

モハ2000とモハ2100がM1車で当初はパンタグラフを1基づつ下り方(極楽橋・和歌山市・関西空港方)に持っていましたが、途中の増備車からは上り方(難波方のモハ2000にのみ2基搭載になりました。4連貫通編成の場合はモハ2000のみが2丁パンタ、難波方から撮影すれば当然前パンになりますから格好が宜しいと言えば宜しいのですが、なんと言うか、ちょっと凄まじい外観です。

モハ2050とモハ2150はM2車です。後期に増備されたモハ2100型はM1車なのにモハ2000型にパンタグラフを採られてしまった？ので、パンタ無しです。M1車でパンタ無しと言うのも全国的には比較的稀有な存在ですが、南海の場合は1000系でもパンタ無しのM1車が存在します。

各ユニット内での連結相手は永久固定編成的に決まっています。例えばモハ2001の相方は常時モハ2051となり他の車番の車輛との組み合わせに変わるような事はありません。2001Fに関して言えばモハ2001＋モハ2051＋モハ2101＋モハ2151と言う風になります。この辺りの編成の組み方は2連でも4連でも共通です。反面、複数の編成を併結する運用はあり、その場合は最大で10連まで連結した実績があります。4連＋4連＋2連、と言うような組み方をするのだと思います。

モハ2000

June 12, 2010.

南海電気鉄道モハ2000型は上り向き(難波・汐見橋向き)のクモハ相当の車輛です。モハ2000型は例外なくパンタグラフを有します。

上の写真の車輛は南海電鉄モハ2001。2010年(平成22年)6月、南海電鉄南海本線住吉大社(すみよしたいしゃ：大阪府大阪市住吉区)駅にて撮影。正面に向かって左側に「2扉車」の表示がありますが、これは南海本線を走る際のみです。高野線を走る際には、この表示は出しません。2連窓がゆったりしていて、ロングシートにしておくには勿体ないような車輛です。後期の車輛は、車端部のみ向かい合わせのボックス席が在ります。この辺りの座席構成は、京浜急行の三代目600系を2扉にしたような印象があります。