上信電鉄テム1型
Nov 13, 2004.
上信電鉄テム1型は1961年(昭和36年)に富士重工で10輛製造された15t積みの貨車です。大部分は廃車されたものの大部分が現存していると言う変わった？車輛です。元来、袋詰生石灰の輸送用に製造された車輛です。高崎駅にはテム1とテム6が留置されていますが、この2輛のみが車籍を残してあるようです。
上の写真の車輛は上信電鉄テム1です。2004年(平成16年)11月、上信電鉄高崎(たかさき：群馬県高崎市)駅にて撮影。妻板スレスレの側板に取り付けてある、手摺りの白さが目に染みます。
同じく高崎駅に留置中のテム6です。一時は車体に黄色い帯が巻かれていたと言うことなので、もしかしたら救援車代用として使われていたのかもしれません。この写真を撮影した2004年(平成16年)11月の時点では、その種の表示は見受けられませんでした。車番の下に白い2本線が入っていますので、国鉄線(JR線)への直通認可は現在でも保持しているのかも？
こちらは下仁田駅で撮影したテム9、廃車になっている筈の車輛です。左右に同じような貨車が連結されていますが、 、 高崎方からテム8＋テム9＋テム10の順に、連番で連結してあります。
電車に乗っても、多少は古ぼけてはいるもののゴミは落ちていないし、廃車になった筈の貨車も番号順に留置してあるし、上信電鉄は企業風土？として几帳面な体質であるようです。