伊予鉄道700系

伊予鉄道700系は京王電鉄の5000系と5100系を京王重機整備で改造して使用している車輛ですので、富士急行1000系の兄弟車と言えます。系列全体としては伊予鉄道の最大勢力車です。確か、過半数は超えていたように思います。編成はTc＋Mcの2連と、Tc＋Mc＋Mcの3連があり、どちらも車番の下1桁が同じ車輛同士で編成を組みます。クハは全車横河原向き、クモハ相当モハは全車高浜・郡中港向きです。

パンタグラフは普通の菱形のものを1基のみモハの連結面寄りに装備します。系列としては700系と言う名前で間違いは無いようですが、「700」を名乗る型式はありませんし、今後も増える予定は無いようです。運用は、、、別に固定されてはいないと思うのですが、私が目撃した限りでは郡中線の運用は800系に任せてしまって、700系はもっぱら高浜線・横河原線で使用されているようです。反面、高浜線・横河原線の全運用を賄うには700系だけでは足りないようで、800系も応援？に使用されているみたいです。松山市内滞在中のほんの数日間眺めただけですから、この部分の記述はかなり信憑性が低いですので悪しからず。

モハ710

Apr 4, 2009.

伊予鉄道モハ710型は高浜・郡中港向きのクモハです。大部分のモハ710型は、ご覧の通り編成中間に挟まったままの状態で使用されています。運転台機器はちゃんと取り付けてありますが、実態は中間電動車です。伊予鉄道は京王電鉄から井の頭線用の3000系を引き取って全編成の3連化を計画しているようですから、今後ともこの型式の車輛が正面切って走る機会は多くは無さそうです。

上の写真の車輛は伊予鉄道モハ710。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。伊予鉄道の車輛は通常は各型式ともに型式番号と同じ車番の車輛はなくて、1番から車番を振り始めます。モハ710型も711号から始まって719号まで来てしまったために、最後の1輛は型式番号と同じモハ710型のモハ710号になってしまった、と言うのがこの車輛です。

上の写真の車輛は伊予鉄道モハ718。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。大部分のモハ710型は編成中間に挟まったままですが、この写真のモハ718ともう1輛のみは2連編成に使われているので常時正面を拝める状態で使用されています。2連2編成を連結して4連とする運用もあるらしいので、その場合はこの編成なんかが使われるのでは無いかと思います。

モハ720

伊予鉄道モハ720型は高浜・郡中港向きのクモハです。3連の場合はこの型式が必ず高浜・郡中港向きの先頭車として走ります。モハ710とは機能は大差無いと思うのですが、具体的にどう違うのかサッパリ判りません。伊予鉄道は京王電鉄から井の頭線用の3000系を引き取って全編成の3連化を計画しているようですから、今後ともこの型式の車輛が正面切って走る機会は多くは無さそうです。

上の写真の車輛は伊予鉄道モハ720。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道横河原線いよ立花(いよたちばな：愛媛県松山市)駅にて撮影。この車輛もモハ720型としては最後の1輛であって番号があふれる？直前なので、車番と型式番号が同じになっています。

伊予鉄道モハ721。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道松山市(まつやまし：愛媛県松山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は伊予鉄道モハ721。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線松山市(まつやまし：愛媛県松山市)駅にて撮影。

上の写真の車輛は伊予鉄道モハ722他。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅＝大手町(おおてまち：愛媛県松山市)駅間にて撮影。

伊予鉄道モハ724他。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は伊予鉄道モハ723他。画面右端に止まっているのは、信号待ち、と言うか、高浜線の電車が通過してしまうのを待っている市内線のモハ2100型です。古町駅では鉄道線の高浜線と、松山市内線の線路が平面交差しているので、しばしばこのような光景が見受けられます。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。