伊予鉄道モニ30
伊予鉄道モニ30は、、、なんと言うのか、余りにも有名な電動貨車です。もっとも、電動貨車とは言うものの実質的には荷物を載せるような場所は無いも同然なので入換用に使うことを前提に、1952年(昭和27年)に製造されたようです。元来は廃車となった2軸電車の下回りのみを利用して電話ボックスもどきの運転台を載せただけなのでしょうから凄まじい外観ですが、考えようによっては最高に見晴らしは良いです。しかも、運転台の周囲は単なる平土間のようになっていますから控え車的な機能も備わっているわけで、入換専用車としては理想的とも言えます。前後の連結器がピン・リンク式と言うのも泣けてきます。
隣にシートが掛けられた車輛が写っていますが、これは坊ちゃん列車時代の客車？の、レプリカでは無いホンモノらしいです。従って現在走っているディーゼル機関車牽引の「坊っちゃん列車」との直接の関連はありません。
上の写真の車輛は伊予鉄道モニ30。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。妻面に引き戸が写っていますが、この車輛の出入り口はこの写真に写っている引き戸だけみたいです。
上の写真の車輛は伊予鉄道モニ30。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。こちら側の妻面は非貫通、と言うか、出入り口がありません。荷台の上に載っているのは、この車輛自身のビューゲルのようです。
上の写真の車輛は伊予鉄道モニ30。2009年(平成21年)3月、伊予鉄道高浜線古町(こまち：愛媛県松山市)駅にて撮影。台車はご覧の通りブリル21E型台車を履いています。