江ノ島電鉄600型
Feb 7, 2004.
江ノ島電鉄600型は東急玉川線・世田谷線のデハ80型を購入し、2輛連結の車輛のままで使用していたものです。右の写真は鎌倉向きの602号の連結面を撮影したものですが、ご覧の通り非貫通です。
両端の車体裾部分のみちょっと垂れ下がった感じになっているのは、玉川線時代(＝世田谷線になる前)には、東急の軌道線の3扉の電車は両端が低床ホーム用、中央が高床ホーム用となっていたので、その名残だと思われます。この車輛が入線した時点で江ノ島電鉄は既に全線高床式ホームになっていましたから、この車輛もステップ撤去の改造を受けています。
上の写真の車輛は江ノ島電鉄602号。1983年(昭和58年)3月、江ノ島電鉄江ノ島(えのしま：神奈川県藤沢市)駅にて撮影。
上の写真602号の相棒の601号で、この車輛は藤沢向きです。上の写真と同じ日に撮影したのですが、極楽寺と江ノ島に1輛ずつ留置されていました。廃車が近かったのかも？。本家の東急では80型(＝江ノ電600型)の保存車は現存しないので、宮坂駅前の静態保存の601号は東急にとっても貴重な存在です。601号は台車も汽車会社製のブリル型のままになっています。
現在の601号です。2008年(平成20年)2月、東急世田谷線宮の坂(みやのさか：東京都世田谷区)駅にて撮影。