富士急行3100型
July 10, 2004.
富士急行3100型は1956年(昭和31年)に日本車輛で4輛製造されたもので、会社創立30周年記念車輛でもあります。3100型と言う型式番号は導入年(昭和31年)に併せたもので、5000型までこの命名法が踏襲されます。運転台寄りの乗降用扉がかなり妻板寄りに在るのが独特の雰囲気を醸し出していますが、その点を除けば同じ日車製で、製造時期も近い秩父鉄道の300系によく似ています。
但し、こちらの3100型の方が秩父鉄道の車輛よりも多少は寒冷な土地柄を意識しているのか、乗降用扉の間隔がかなり広くなっています。また、運転台直後の乗降用扉はデッキ付き、連結面近くの乗降用扉はデッキなしです。そのために、冬場は運転台直後の2ヶ所の扉だけを使用していたようです。
