Uni Track/ユニトラック
July 1, 2024.
ユニトラック(UNI track)とは、関水金属(カトー)が製造・販売している、プラスチック製道床(どうしょう)付きのセクショナルトラックの商品名です。16.5mmゲージ(HOゲージ・OOゲージなど)用と9mmゲージ(Nゲージ)用が販売されていましたが、最近になってHOゲージ・OOゲージのナローゲージ用の品物が発売されました。道床は比較的板厚が薄めで/ ̄ ̄\形状にモールドされていて、内側に補強用リブが配されています。レールは#83のもので頭部の幅が狭く、実際以上に細身に見える感じの良いものです。世界的に見ても半径の種類の多さは、ユニトラックはかなり多い部類に属して言ます。
因みにユニトラックで設定してある曲線半径は370mm、430mm、490mm、550mm、610mm、670mm、730mm、790mm、867mm、1546mm、1606mmです。世界的に見て、此処まで半径を多く設定してある模型の線路はかなりの少数派と言えるでしょう。その反面、平面交差は少ない目で16.5mmゲージ用の場合は90何処差が一種類あるのみ、ポイント類もターンアウトがあるのみでスリップポイント類やスリーウェイポイントなどはありません。
上述の「比較的板厚が薄め」と言う件は持ち運びには好都合であるものの、物理的な強度の低さに繋がります。16番(≒HOゲージ)の車輛で、軸箱可動ではないD型やE型などの重い蒸気機関車だと、自重で線路全体が撓むために一部の車輪がレールに接触しにくい状態になりますから、集電不良を起こす可能性はあります。

関水金属(カトー)製ユニトラックの線路三種類
左端(幅広)が16.5mmゲージのHOゲージ・16番・OOゲージ用、
中央(幅狭)が9mmゲージのHOナロー・OO9用、
右端(幅狭)が9mmゲージのNゲージ用。

関水金属(カトー)製ユニトラックの製品パッケージ裏面。

関水金属(カトー)製ユニトラックの線路に使用されている「ユニジョイナー」です。状なー自体は、どの種類のレールも同じモノが使用されています。HOゲージ・16番ゲージ用も、Nゲージ用・HOナロー用も、全て共通です。

関水金属(カトー)製ユニトラックの線路に使用されている「ユニジョイナー」の接続部です。巧妙な形状で、ユニジョイナーが道床に引っ掛かって固定するようになっています。仕掛けと言うには余りにも簡単ですが、よくぞこんな巧い方法を思い付いたものだと感心しきりです。お陰で、ユニトラックで組んだ線路はかなり堅牢で、外れたり緩んだりし難いです。
16.5mmゲージ(HOゲージ・OOゲージなど)用の品物は、複線間隔が60mmに設定されています。アトラスやシノハラ(篠原模型店)の製品よりも少々広いですが、実感味を損なう程ではありません。16.5mmゲージ(HOゲージ・OOゲージなど)用の曲線のユニトラックの曲線の中には端数曲線ですが、半径900mmに近いモノがあります。以前からアメリカのメーカーが販売しているセクショナルトラックでは、半径18インチ(≒457mm)が中心で、緩い半径の線路が売られていても22インチ(≒559mm)が関の山ですから、スケール志向、大半径志向の人は必然的にユニトラックに目を向ける事になります。対米輸出の比率の高い関水金属(カトー)ならではの選択と言えるでしょう。
なお、ユニトラック製品の中でも半径490mmのポイントを向かい合わせにしてシングルクロスとして組み合わせると、複線間隔は75mmになりますからOn30(Oゲージナロー)などに使うには丁度良い寸法です。そこまで意識して複線間隔を決めたのかどうかは定かではないですけど。