京浜急行電鉄の車輛・2100系

京浜急行電鉄2100系

Jan 26, 2007.

京浜急行電鉄2100系は2000系に変わる特急車として製造された車輛で、両開き2扉クロスシート車です。外観は三代目600系に類似しており、非貫通的な外観ですが、正面に向かって左側に非常口が設置されています。運転台窓下に「2100」と言う、系列を示す文字が入っていますが、以前はこの数字は車番そのものを示す数字が入っていました。

車内は車端部に至るまでクロスシートで、扉間は両端を除けば転換式です。居住性も中々のもので、「ウィング号」と言う朝夕の通勤ライナー的な列車に使用する場合を除けば特別の料金を徴収しない無い車輛としては秀逸なものです。泉岳寺＝三崎口間の快速特急として使用されています。3扉車ではないので、都営地下鉄浅草線内へは乗り入れしません。乗り入れ規定を改定して、浅草橋辺りまで入れてしまえば良かろうと思うのですが、、、。

型式はデハ2100とサハ2100の2種類で、デハの方はパンタがあってもなくても、運転台があってもなくても全てデハ2100，サハも含めて全て通し番号になっていて編成はデハ＋サハ＋サハ＋デハ＋デハ＋サハ＋サハ＋デハとなる8連です。編成は4M4Tの8連貫通固定編成のみです。快速特急で12連で運転する際には他系列の4連を併結します。流石に旧1000系を連結することはなかったようですが、それ以外は特に特定の型式が連結相手に決まっていると言うことはないようです。

デ　ハ	サ　ハ	サハ P	デ　ハ	デ　ハ	サ　ハ	サハ P	デ　ハ
←浦賀・三崎口				泉岳寺→
2101－	2102－	2103－	2104－	2105ー	2106－	2107－	2108
2109－	2110－	2111－	2112－	2113－	2114－	2115－	2116
2117－	2118－	2119－	2120－	2121－	2122－	2123－	2124
2125－	2126－	2127－	2128－	2129ー	2130－	2131ー	2132
2133－	2134－	2135－	2136－	2137－	2138－	2139－	2140
2141－	2142－	2143－	2144－	2145－	2146－	2147－	2148
2149－	2150－	2151－	2152－	2153－	2154－	2155－	2156
2157－	2158－	2159－	2160－	2161－	2162－	2163－	2164
2165－	2166－	2167－	2168－	2169－	2170－	2171－	2172
2173－	2174－	2175－	2176－	2177－	2178－	2179－	2180

「サハP」とは、パンタグラフ付きのサハのことです。但し、私が便宜的に思い付いた車輛記号なので、迂闊に外で口走ると恥をかきますよ。2100系を目の前にして喋る分には聴いている人も斟酌してくれるとは思いますけど。

デハ2117

Jan 26, 2007.

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2117他。2007年(平成19年)1月、京急本線金沢八景(かなざわはっけい：神奈川県横浜市金沢区)駅＝金沢文庫(かなざわぶんこ：神奈川県横浜市金沢区)駅間にて撮影。

デハ2124

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2124他8連。2018年(平成30年)10月、京急本線八丁畷(はっちょうなわて：神奈川県川崎市川崎区)駅＝鶴見市場(つるみいちば：神奈川県横浜市鶴見区)駅間にて撮影。非常口の車番の左横の模様は「けいきゅん」と言う、京浜急行のゆるキャラです。

デハ2140

Jan 1, 2024.

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2140。2023年(令和5年)12月、京急本線金沢八景(かなざわはっけい：神奈川県横浜市金沢区)にて撮影。泉岳寺向き(上り向き)のクモハ相当の車輛でパンタグラフはありません。この写真は山側側面を、泉岳寺方から撮影しています。

デハ2141

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2141他8連。2009年(平成21年)2月、京急本線六郷土手(ろくごうどて：東京都大田区)駅にて撮影。

デハ2149

Jan 1, 2023.

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2149他8連。2018年(平成30年)10月、京急本線八丁畷(はっちょうなわて：神奈川県川崎市川崎区)駅＝鶴見市場(つるみいちば：神奈川県横浜市鶴見区)駅間にて撮影。この写真は山側側面を、浦賀方から撮影しています。

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2149。2022年(令和4年)12月、京急本線能見台(のうけんだい：神奈川県横浜市金沢区)駅＝金沢文庫(かなざわぶんこ：神奈川横浜市金沢区)駅間にて撮影。この写真は海側側面を、浦賀方から撮影しています。車体の一部に白い塊？のようなものが張り付いていますが、車体が綺麗過ぎて線路沿いの白いリレー箱が写り込んでしまったものです。

デハ2157

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2157他8連。2007年(平成19年)1月、京浜急行電鉄久里浜線京急久里浜(けいきゅうくりはま：神奈川県横須賀市)駅にて撮影。これも2100系ですが「京急ブルースカイトレイン」と名付けられた車輛、要するにラッピング電車に過ぎなくてやっていることは名古屋鉄道(名鉄)の「ブルーライナー」と同じです。但し、名鉄の電車は必ずしも赤くないので青い電車が来ても「ふ～ん」と言う程度の感慨しかありませんが、京急急行の電車で赤くない車輛に出くわした時の衝撃感は非常に大きいです。

上の写真の車輛は京浜急行電鉄デハ2157。2018年(平成30年)11月、京急本線八丁畷(はっちょうなわて：神奈川県川崎市川崎区)駅＝鶴見市場(つるみいちば：神奈川県横浜市鶴見区)駅間にて撮影。上の写真と同じデハ2157乍ら、ラッピング終了後の、本来の赤＋白の京急塗装に戻った姿です。