広島電鉄1100型
Jan 1, 2022.
広島電鉄1100型は神戸市電から譲り受けた車輛です。元の型式も1100型で、改番も行われていません。この辺りの事情は後述の1150型と同様です。1954年(昭和29年)と1960年(昭和35年)に製造されたもので、姉妹車の1150型と製造時期が重なります。但し、こちらは半鋼製車体に吊り掛け駆動の平凡な旧性能車です。一説に拠ると1954年に3輛製造した後は1150型に進化？したものの、余りにも斬新過ぎて不具合続発だったために1960年になって追加で2輛製造したようです。動力性能は38kWのモーターを2基装備しているだけの、ごく平凡な車輛です。
上の写真の車輛は広島電鉄1100型1101号。1998年(平成10年)10月、広島電鉄広島(ひろしま：広島県広島市南区)駅にて撮影。
上の写真の車輛は広島電鉄1100型1105号。1998年(平成10年)10月、広島電鉄市内線宇品(うじな：広島県広島市南区)駅にて撮影。
広島電鉄1150型
June 19, 2004.
広島電鉄1150型は前述の1100型と同様に神戸市電からの譲渡車輛で、元の型式も1150型です。1955年(昭和30年)と1956年(昭和31年)に神戸市電初の新性能車として製造されたため、当初はカルダン駆動でしたが、初期の新性能車にありがちな話ですが、余り調子は良くなかったようで、後に吊り掛け駆動化されています。広告電車になった車輛以外、或いは広告塗装でない場合は、原則として緑ツートンの神戸市電色のままでしたが、広電の車輛としてはちょっと地味過ぎますかな。
上の写真の車輛は広島電鉄1150型1154号。1998年(平成10年)10月、広島電鉄市内線宇品(うじな：広島県広島市南区)駅にて撮影。
上の写真の車輛は広島電鉄1150型1155号。1998年(平成10年)10月、広島電鉄市内線宇品(うじな：広島県広島市南区)駅にて撮影。