木曽森林鉄道の制動車(車掌車)
Dec 1, 2025.
Small 4 wheel caboose of Kiso Logging Railway.
木曽森林鉄道の制動車(車掌車)は超有名な二軸カブース(車掌車)です。木曽森林鉄道では「車掌車」とは呼ばずに「制動車」と呼ぶようです。その昔に、碓氷峠で使用されていた鉄道省の歯車車のような位置づけなんでしょうか？。車体は窓二つ分と言うか、古いワフの車掌室部分だけを独立させたような可愛らしい車輛です。これ以上短くすると、実質的には二軸カブースでは無くて一軸カブース？のようになってしまうので自立するが無理じゃないか、、、と心配したくなるような短い車輛です。
この車輛は二回撮影に行っています。一回目は2010年(平成22年)9月で、二回目は2025年(令和7年)10月です。お気に入りの車輛ではありますけれど、なにぶんにも往復すれば一日辺りの自動車の走行距離が500kmは楽に超えてしまいます。自分の現在の年齢と体力を考えると、もう一度行くことが出来るかどうかは些か疑問です。もう一度、生きている内に撮影に行くのは無理かも。行く事自体はそれ程大変でもないのですが、見たい車輛や乗りたい車輛、撮影したい車輛は無数にあるので木曽詣でしてしまうと代わりに行けなくなる場所が必ず出来てしまいます。当たり前ですが一日の内に関東圏の全私鉄を五時間づつ撮影する事なんか出来ませんから、順番に巡回撮影？して行くしかなくて、、、まぁ、若い方には、若い時から撮影行に頻繁に足を運ばれる事をお勧めします。そう言い乍らもこんな文章を書いている本人が、アイドルのライブが有る時には電車の撮影には行かない、売り上げの大きい仕事がある時には機関車の撮影には行かない、撮影には行かない、撮影には行かない、撮影には行かない、、、なにを寝言を書いているんですかねぇ。
以下にお目に掛ける写真の内、車体色が茶色っぽいのは2010年(平成22年)9月の一回目の撮影で、車体色が明確に赤いのは2025年(令和7年)10月の二回目の撮影です。撮影場所はどちらも、赤沢自然休養林の中を走っている赤沢森林鉄道(木曽森林鉄道南端）の車輛基地のような場所です。駐車場に自動車を止めると斜め左前方、実に判りやすい場所です。
始めに、2010年(平成22年)9月に撮影した写真をお目に掛けます。茶色と言うか、ボックスカーレッドと言うか、そのような色に塗装されています。恐らくは最も有名な塗装色で、つぼみ堂の16番ゲージの模型もこの色を模して塗装されていたように記憶しています。
上の写真の車輛は木曽森林鉄道の制動車(車掌車)。2010年(平成22年)9月、赤沢森林鉄道(長野県木曽郡上松町)にて撮影。
上の写真の車輛は木曽森林鉄道の制動車(車掌車)。2010年(平成22年)9月、赤沢森林鉄道(長野県木曽郡上松町)にて撮影。
上の写真は木曽森林鉄道の制動車(車掌車)の屋根端部。2010年(平成22年)9月、赤沢森林鉄道(長野県木曽郡上松町)にて撮影。
これ以下、2025年(令和7年)10月に撮影した写真です。この直前に、一旦上廻りを解体して、ほぼ新車を作るような手法で復元なさったようです。木造車体の車輛が屋外に置かれていれば水気は避けられないので、下廻りは再利用できたとしても上回りには大幅に手を入れざるを得ないようです。塗装色が大幅に変わっていますが、上回りを解体している途中にこのような色の部分が出て来たので「これが以前の塗装色」と判断なさったようです。実は、全く無関係なサイトでも「剥がれている塗装の下地は真っ赤だった」と言うような記述を見た記憶があります。塗装色の選択は、この色で間違いないようです。
上の写真の車輛は木曽森林鉄道の制動車(車掌車)。2025年(令和7年)10月、赤沢森林鉄道(長野県木曽郡上松町)にて撮影。
上の写真の車輛は木曽森林鉄道の制動車(車掌車)。2025年(令和7年)10月、赤沢森林鉄道(長野県木曽郡上松町)にて撮影。
上の写真の車輛は木曽森林鉄道の制動車(車掌車)。真横から見ると、「車体は凸型」と見えなくもありません。恐らくは、なんらかの貨車の下廻りとかを流用して作ったのではないかと思われます。運材車を流用しているのではなさそうですけど。2025年(令和7年)10月、赤沢森林鉄道(長野県木曽郡上松町)にて撮影。