神奈川臨海鉄道DD55型
July 1, 2024.
神奈川臨海鉄道DD55型は開業時から使用されている国鉄DD13系列のセンターキャブ構造の機関車でDD55型を名乗ります。勿論、DD45型など、これ以外の型式もあったのですが、現在ではDD55型と後述のDD60型のみのようです。
「55」と言う型番の数字からも判る通りDD55-14までは55トン機で、DD55-15以降の車輛は56t機です。出力は一部の例外的な車輛を除けば1000馬力です。DD55-1が汽車会社製、DD55-11が東急車輛製ですが、それ以外の車輛は全て富士重工製です。初期の車輛は廃車されていますが、同一型式の車輛を新造して補充しています。車番はDD55型の1号機から19号機まであるのですが、19輛が全部同時に在籍したことはありません。流石に最近は新造DD55型での代替は止めて、DD60型で置き換えるようになっています。
DD55-9
Oct 1, 2023.
神奈川臨海鉄道DD55-9は1972年(昭和42年)に富士重工で製造された機関車で、2002年(平成14年)に廃車され現存しません。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD559。1999年(平成11年)4月、神奈川臨海鉄道本牧線横浜本牧(よこはまほんもく：神奈川県横浜市中区)駅にて撮影。この写真は海側側面を、本牧埠頭方から撮影しています。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD559。1999年(平成11年)4月、神奈川臨海鉄道本牧線横浜本牧(よこはまほんもく：神奈川県横浜市中区)駅にて撮影。上の写真と同じ場所に止まっている処を正面がちに本牧埠頭方から撮影しています。僅かに見えているのは、山側側面です。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD559。2003年(平成15年)12月、JR貨物川崎貨物(かわさきかもつ：神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。この写真は山側側面を撮影しています。
DD55-10
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5510。2003年(平成15年)12月、JR貨物川崎貨物(かわさきかもつ：神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。以前は塩浜操車場と呼ばれていた場所です。この駅の入換作業は神奈川臨海鉄道が請け負っているために、構内を走り回っているのは神奈川臨海鉄道のディーゼル機関車のみです。JR貨物の電気機関車もいるのですが、こちらは臨海鉄道の機関車が入換をしてくれているのをボーっと眺めて？いるのみです。
DD55-11
May 1, 2016.
写真が撮れずじまいだったので文章だけですが、東急車輛製のDD5511のみはセミセンタキャブの試作的な機関車で、全く外観が異なります。出力は1250馬力ですから、他のDD55型とはかなり様相を異にしています。この機関車は1エンジンなんでしょうか？。アプローチの仕方は違うものの、東急車輛なりにDE10的な機関車を模索していたら、こんな車輛が出来上がったんじゃないかと言う気がします。あくまでも「気がする」だけですけど。
DD55-13
July 1, 2024.
神奈川臨海鉄道DD55-13は、1975年(昭和50年)に富士重工で製造された55t機です。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5513。2004年(平成16年)1月、神奈川臨海鉄道塩浜(しおはま)機関区にて撮影。奥に止まっているのはDD5517です。
JR貨物の川崎貨物駅の中に在る、神奈川臨海鉄道の塩浜(しおはま)機関区の建物の横で撮影したものです。川崎貨物駅自体はJR貨物が所有している施設ですが、入換などの作業を神奈川臨海鉄道が受託しているので機関庫もこの場所に在る、と言う事です。川崎貨物駅の南側で浮島線の列車が発着する辺りに在ります。柵が低いので、ご覧のように駅構内で撮影したような写真が難なく撮影出来ました。
DD55-14
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5514。2005年(平成17年)12月、横浜本牧駅にて撮影。コンテナ列車を牽引して到着し、横浜本牧(よこはまほんもく：神奈川県横浜市中区)駅で入換作業に従事している写真です。
DD55-15
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5515。2006年(平成18年)2月、神奈川臨海鉄道千鳥線千鳥町(ちどりちょう：神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。
日本触媒のタンクコンテナを載せた列車を牽引して、千鳥町(ちどりちょう：神奈川県川崎市川崎区)駅に到着した処です。これが横浜本牧駅だったら機関車の写真が撮影できただけで素直に喜べるのですが、千鳥町では素直に喜ぶわけには行きません。タンクコンテナがやって来ると言うことは、タンク車の出番が少なくなってきたと言うことに他ならないからです。
DD55-16
May 1, 2016.
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5516。2016年(平成28年)4月、神奈川臨海鉄道浮島線川崎貨物(かわさきかもつ：神奈川県川崎市川崎区)駅＝末広町(すえひろちょう：神奈川県川崎市川崎区)駅間にて撮影。旧塗装ですが撮影時期はかなり新しくて、2016年(平成28年)4月の撮影です。川崎区小島町の工業団地に集荷に行く途中の踏切で偶然にも撮影したものです。本当に偶然だったので自動車の窓を開ける余裕すらない状態での撮影なので、ちょっとコントラストが下がり気味です。
DD55-17
July 1, 2024.
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5517。2003年(平成15年)9月、神奈川臨海鉄道水江線水江町(みずえちょう：神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。この時期には既に水江線沿線にはs荷主は無くなっていた筈です、この写真は所謂「錆取り」的な作業に為にやって来ていたようです。この写真は、川崎貨物駅寄りの妻面？を撮影しています。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5517。2003年(平成15年)9月、神奈川臨海鉄道水江線水江町(みずえちょう：神奈川県川崎市川崎区)駅にて撮影。錆取り列車が機廻ししている処です。DD5517＋ヨ＋チキ＋チキ＋ヨの5連で川崎貨物駅からやって来て、機関車を前後付け替えて戻って行く為の機廻し作業をしている処です。この写真は水江町寄りの妻面(川崎貨物駅とは反対側)を撮影しています。
DD55-18
July 1, 2024.
神奈川臨海鉄道DD55-18は1992年(平成4年)に富士重工で製造された車輛で、1994年(平成6年)製のDD55-19と共にDD55型の最終増備機です。この直前の車輛は1981年(昭和56年)製のDD55-17ですが、DD55-17までは隔年間隔程度で製造されていたものが突如10年程製造が途絶えていましたから久々の増備となりました。1992年(平成4年)にDD55-4・DD55-5が2車輛纏めて廃車になっていますので、その代替措置だと思われます。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5518。2002年(平成14年)6月、神奈川臨海鉄道塩浜(しおはま：神奈川県川崎市川崎区)機関区にて撮影。この塗装色が2000年代初頭の標準的な塗装で、この機関車が最初にこの塗装となったものです。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5518。2024年(令和6年)6月、JR川崎貨物(かわさきかもつ：神奈川県川崎市川崎区)駅にて俯瞰気味に撮影。東海道貨物線の真横(貨物線の西側)で入換をしている処です。左手前のコンクリート構造物は、東海道貨物線の擁壁です。
上の写真の車輛は神奈川臨海鉄道DD5518。2024年(令和6年)6月、JR川崎貨物(かわさきかもつ：神奈川県川崎市川崎区)駅にて俯瞰気味に撮影。
表紙＞ 京浜工業地帯周辺の鉄道＞ 神奈川臨海鉄道＞ DD55型