JR北海道721系
June 29, 2007.
JR北海道(北海道旅客鉄道)721系は、国鉄時代に製造された711系に続く車輛で民営化後に始めて独自設計で製造された近郊型電車です。当初はサイリスタ制御で2M1Tの3連でしたが、後にVVVF制御で1M2Tの編成も現れます。後継車種は731系なんですが、実は731系が竣工した後にも3連編成を6連化するために中間車が新造されたりしており、大勢力であることに相違はありません。
JR北海道721系。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線南千歳(みなみちとせ：北海道千歳市)駅にて撮影。
車種はクハ721、クモハ721、モハ721、モハ720、サハ721があります。比率としては、3連で2M1T、6連で2M4Tの編成が多いですが、3連で1M2T、6連で4M2Tの編成もあります。3連を2本重連にした6連編成もあるようですが、いずれにしても途中駅での分割併合の頻度が低いのか、私が撮影した車輛は、どの編成も連結器のカバーを掛けたままの状態で使用されていました。
クモハ721
June 29, 2007.
千歳線走行時に小樽方に連結される制御電動車です。パンタグラフはありません。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道クモハ721-13。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線苫小牧(とまこまい：北海道苫小牧市)駅にて撮影。
モハ721
June 29, 2007.
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道モハ721-13。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線苫小牧(とまこまい：北海道苫小牧市)駅にて撮影。モハ721型は中間電動車で、小樽方にシングルアームパンタグラフを1基装備します。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道モハ721-4103。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線南千歳(みなみちとせ：北海道千歳市)駅にて撮影。こちらの4100番台と4200番台も同じく中間電動車で、小樽方にシングルアームパンタグラフを1基装備します。編成の関係上、前から数えても後から数えても、2輛目になるのはこのモハ721型のようです。
クハ721
June 29, 2007.
3連の721系本来？の編成で使用されるクハで、原則として苫小牧方に連結されます。例外的に、4200番台車は小樽・旭川方に連結されます。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道クハ721-13。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線苫小牧(とまこまい：北海道苫小牧市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道クハ721-4103。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線南千歳(みなみちとせ：北海道千歳市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道クハ721-4203。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線南千歳(みなみちとせ：北海道千歳市)駅にて撮影。クハ721の4200番台は、例外的に小樽・旭川方に連結される車輛です。
サハ721
June 29, 2007.
サハ721の4100番台は、6連編成で小樽方から4輛目(3号車)に連結される車輛です。編成中央の2輛が揃ってサハですが、小樽寄りの4200番台がuシートであるのに対し、こちらの4100番台は非uシート車です。専務車掌室らしき小部屋の存在を除けば、4100番台と4200番台に外観上の大差はありません。但し、非uシート車の4100番台は戸袋窓が無いので、ちょっと間延びした感じを受けます。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道サハ721-4103。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線南千歳(みなみちとせ：北海道千歳市)駅にて撮影。
上の写真の車輛は北海道旅客鉄道サハ721-4203。2007年(平成19年)6月、JR北海道千歳線南千歳(みなみちとせ：北海道千歳市)駅にて撮影。
サハ721の4200番台は、6連編成で小樽方から3輛目(4号車)に連結される車輛で、この6連編成中では唯一のuシート車(≒グリーン車)です。6連編成では非uシートのサハ721の4100番台車と並んで3輛目、4輛目に連結されます。4100番台と4200番台は、車体構造は大差無く、uシートの4200番台にのみ専務車掌室らしきものがあります。この専務車掌室らしき小部屋はサハ同士の中間になるように連結されます。要するに車体構造はそのまま、と言うことで簡単に言えばシートピッチだけが広がっています。
北海道旅客鉄道クハ721型の車内。一部にはデッキ無しの車輛もあるようですが、大多数の721系の車輛は3扉ながら扉は3箇所ともデッキ付き、転換クロスシートです
北海道旅客鉄道クハ721型の車内。
北海道旅客鉄道クハ721型の台車(N-DT721系)。N-DT721系と呼ばれるもので、JR東日本や，JR東海などの211系が使用しているDT50系台車と類似したものです。クハ721が履いているものです。