Weight／ウェイト
Jan 1, 2024.
「Weight(ウェイト)」とは、「重り」「錘」と言う意味です。動力車(＝機関車など)の牽引力を向上させるためにオモリを載せたりします。これらが「Weight(ウェイト)」です。一般にWeight(ウェイト)がたっぷり載っていて、ズッシリと重い機関車は牽引力が強く多数の車輛を牽引して走ることが出来ます。HOゲージだと、アメリカ型の大型機関車で1kgを超える車輛も珍しくは無いようです。
一般にWeight(ウェイト)を追加するのは牽引力増強が目的なので動力車輪に荷重が掛かるようにしますが、脱線防止や走行安定性の向上を目的として(多少は牽引力が犠牲になるのは我慢して)、非動力車輪に荷重が掛かるようにする場合もあります。同様に、走行安定性や集電性能を向上させる事が目的で動力車でもなんでもないのにWeight(ウェイト)を載せることもあります。
一般にWeight(ウェイト)に使われるのは、鉛や亜鉛ダイキャストなどで作られた立方体、長方体の金属製の塊で、比重の大きい金属が多用されます。比重の小さい金属では容積ばかり無駄になるので比重が大きい金属が好まれる傾向にあります。「機関車用ウェイト」などと称して取り付けネジが埋め込んである品物もありますが、要は重量を稼げさえすれば済む話なので鉄製の建築用補強金物も厚みがない分だけ使い勝手が宜しいとも言えます。大抵の建築用補強金物の類は、大雑把にHOゲージやOゲージの車輛の長手方向にベタ積み出来るような寸法です。