Lock on／ロックオン
Sept 2, 2001.
「ロックオン(Lock on)」とは、ライオネル(Lionel)などの道床を持たないチューブラー・レールに下側から咥えさせてトランスやパワーパックからの電線を接続するためのモノです。レールターミナルの一種で、外側のレールと中央の第3軌条に同時に送電できます。
同じライオネル製品でチューブラー・レールを使っていると言っても「FasTrack」のように道床が付いているモノには普通のロックオンは使用できません。普通のロックオンはあくまでも「下側からレールを咥える」ことを前提にしていますから、道床が邪魔になってレールを咥えることが出来ないからです。
なお、「ロックオン」と言う用語を使うのは3線式Oゲージに限られるようで、2線式の鉄道模型で「ロックオン」と言う用語は使わないようです。16番ゲージなどに使うモノは「レールターミナル」と言うような表現をします。3線式のOゲージ用とほぼ同じような使い方をする品物がフライシュマンからプロフィトラック(と言う名前のHOゲージの道床付き線路)用に発売されていましたが、これも名前は「＊＊クリップ」と言うようなものでロックオンとは呼ばれません。
ライオネル式の下側からレールを咥えて通電する構造になっていない品物で「ロックオン」を名乗っている品物もありますが、それらは概ねOゲージ用です。ティンプレートのOゲージの世界の共通理解として、レールターミナル≒ロックオンとなっているのだと考えればよろしいでしょう。